ktonnの斜塔

歌や映画の感想など、想うことを綴ってます

ノッティングヒルの恋人 ~名画の裏には名曲あり~

今週のお題が最近見た映画との事で、リアルに一昨日観た、ノッティングヒルの恋人について。
観たというより、見返したが近いかもしれない。
既に何回も見てる映画だが、物凄い感動するわけでもないのに数年に一回観たくなる、不思議な映画だ。

あらすじは、大スターのアナ(ジュリア・ロバーツ)が、冴えない本屋のオーナーのウィリアム(ヒュー・グラント)と、なんやかんやの末、めでたくゴールインというイギリスを舞台にしたラブコメディ。
脇役が、良い感じなイギリス人俳優達で、イギリス的なユーモアもたっぷりの、観終わった後にほんわか心が温かくなる上質な映画だと思う。


ただ久々に見返すと、主人公のアナは、平気で二股かけたり、ちょっとした行き違いでウィリアムをポイ捨てしたりと、オイオイと突っ込みたくなる場面も多い。

でも、そんな突っ込みを吹き飛ばすのが、やはり、エルビス・コステロのテーマ曲「SHE」ではないだろうか。
彼女が僕の生きる理由なんだ
と、男の人が、恋に恋する相手を歌った名曲。

どんなに酷い扱いをされても、恋しちゃったら負け。
そんなん、ありなん?
なんて道理は、通じません。

でも、どんな女性でも、1度はそんな風に恋い焦がれられたいと思うもの。
そんな幻想を満たしてくれるのが、この映画の素敵なところなのかもしれない。


ちなみに、名曲を渋く切なく歌い上げているエルビス・コステロは、ジャズの名手ダイアナ・クラールと結婚して、双子をもうけている。
その双子もきっと、ゾクゾクする歌い手になるんだろうなぁなんて、妄想してしまう今日この頃でした。